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2016年12月10日 今年の鼻の楽しみ

鼻→hana→花

鼻の楽しみはつまりは花の楽しみ?
杉並区の知る区ロード、はな(鼻)のオアシス・・「このオアシスは、人間の五感の中の「嗅覚」をテーマ」とあります。16年前かな?娘と亡夫と三人で探検したことがありましたっけ・・ ・・
今もあるのですね, 懐かしいですね・・往事茫々ですが 、白居易の詩からという。
今日のテーマにこじつけ物件ですが、白居易(772 - 846)は、晩年は龍門の香山寺に住み、「香山居士」と号したとWikipediaにあり、香りに関係あり・・(笑)。

白居易の詩

往事渺茫

生涯共に寄す滄江(そうこう)の上(ほとり)
郷国は倶(とも)に抛つ白日の辺り 
往事渺茫として都(すべ)て夢に似たり
旧遊零落して半ば泉(せん)に帰す
酔いの悲しび、涙を灑(そそ)く春の盃の裏(うち)
吟の苦しび、頤(おとがい)を支う暁燭(ぎょうしょく)の前 
  ※四字熟語

菊花

白居易の詩


東園(とうゑん)に菊を翫(がん)す

近從年長來  近ごろ年長じてより来(このかた)
漸覺取樂難  漸く楽しみを取ることの難を覚ゆ
常恐更衰老  常に恐る 更に衰老せんことを
強醉亦無歡  強いて酔うも亦た歓無し
顧謂爾菊花  顧みて謂う爾菊花
後時何獨鮮  時に後(おく)れて何ぞ独り鮮やかなる
誠知不爲我  誠に我が為ならざるを知るも
借爾暫開顏  爾(なんぢ)を借りて暫く顔を開かん
(近頃、年を取ってからというもの、
次第に楽しみを得ることが難しくなってきた気がする。
更に老い衰えることを常に怖れ、
強いて酒に酔ったところで、やはり歓びは無い。
振り返って言う、菊の花よ、
時候に後れて、どうしてお前は独り色鮮やかなのか。
もとより私のためでないことは知っているが、
お前を力に、暫し私も顔をほころばせよう。 )
「和歌に影響を与えた漢詩文」

採菊東籬下,悠然見南山
こちらは陶淵明の詩から・・
夏目漱石『草枕』に引用される。今年2016年12月9日は漱石の100年目の命日だったそう。

photo by Y.N

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