季節の室礼

3月節句

 

雛飾り@玄関

Peach flowers

Wikipediaの3月の項目

「3月は植物の季語が多い。」
確かに、芽がでたり、種をまいたり・・。「山笑う」が好きです。

此花踊、桃の節句、水草生ふ、ものの芽、草の芽、牡丹の芽、芍薬の芽、桔梗の芽、菖蒲の芽、蘆の角、菰の芽、耕、田打、畑打、種物、苗床、花種蒔く、鶏頭蒔く、夕顔蒔く、糸瓜蒔く(へちままく)、胡瓜蒔く、南瓜蒔く、茄子蒔く、牛蒡蒔く(ごぼうまく)、麻蒔く、芋植う、菊根分、菊の苗、萩根分、菖蒲根分、木の芽、芽柳、接骨木の芽(にはどこのめ)、楓の芽、桑の芽、薔薇の芽、蔦の芽、山椒の芽、田楽、木の芽和、青饅(あおぬた)、枸杞(くこ)、五加木(うこぎ)、菜飯、椿、茎立、独活(うど)、松葉独活、慈姑(くわい)、胡葱(あさつき)、野蒜、韮蒜(ニンニク)、接木、取木、挿木、苗木植う、桑植う摘草、嫁菜摘む、蓬、母子草、土筆、蕨、薇、芹、三葉芹、防風、小水葱摘む、菫、蒲公英(たんぽぽ)、紫雲英、苜蓿(うまごやし)、酸葉、虎杖、茅花、春蘭、黄水仙、磯開き、ミモザの花、彼岸桜

雛の節句の起こり

古代には草・わら・水・紙などで人形(ひとがた)を作って飾り、三月三日の節日に川に流すか、辻に送る風習があった。

厄払いのまじないが始まりで、人形で身体をなで、汚(けが)れや災いを人形に移して捨てたのである。
その根には人柱(ひとばしら)のいけにえという農業儀礼があり、火や水の祭りともかかわりがあった。
室町時代からこの人形を捨てることをやめ、玩具のひなも発展し、家に飾るようになって雛祭りが始まったという。
雛の節句といえば、今日では三日に定まっているが、中国では三月の上(かみ)の巳(み)の日を用いることから、「上巳(じょうし)の節句」ともいう。我が国では中世に至って三日に固定するようになった。
節句とは、節日に供える食べ物の意で、せちくのなまりである。
菱餅は江戸時代から備えるようになったが、平安時代には草もち、室町時代には白酒桃の花を供えた。

「起源のナゾ」樋口清之監修(光文書院)より


白洲信哉「白洲家としきたり  」(小学館101ビジュアル新書)(2010/12/1刊)より
三月 弥生(雛祭り/春の彼岸/コラム 春の食)

雛祭りは長い冬に別れを告げ、春を迎える区切りの風習。
「人日」(じんじつ=一月七日)の次にやってくる五節句の一つ。
「節句」は本来「節供」と書いて、季節の変わり目にカミサマにお供えした食べ物のことである。
奇数が重なる日を忌み日とした「重日思想」により、上巳(じょうし=月の最初の巳の日)を忌み日と定め、青い草を踏み、酒を酌み交わして川に入り穢れを清めた。

 

季節と暦

花 のイメージ・文化

暦月の異名
三月 (弥生)

(「大言海」によれば
月の名は全て
稲禾の成熟の次第を逐って
名付けた
とされる)

◇詳しくはこちら三月「 」
二月「 」 
(ド忘れ陰暦名:クリックすると表示します)

2022年元旦のナショジオの記事が面白い。それによれば、
古代ローマの今の暦の原型では、冬の2カ月間には名前すらなかった」という。
最初の暦は10カ月、304日間しかなく、初期のローマ社会で重視されていた農業と宗教儀式に敬意を表した作りになっていた。収穫が終わると、暦も終わる。そのため、次の3月が始まるまでの冬の2カ月間には名前がなく、いわば空白の期間だった。
紀元前7世紀太陰暦に改められ、冬の2カ月を新設した。
1月(January)の名前の由来はローマ神話のヤヌス(Janus)。双面神。
「一つの顔は過去を向き、 もう一つの顔は未来に向けている。
新年の一月は過去を見返すと同時に未来を見据えている。
Janus-VaticanAs janus rostrum okretu ciach.jpg
*唐草図鑑/2014k/yanusu.html (2と3)へ。
*唐草図鑑/2019k/zuzou_cartari.html (途中)

季節を楽しむ

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花を旅する(日本の花の文化)

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2022-02-28 桃の節句

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