岩波新書の「花のある暮らし」栗田勇著(2002年10月刊)を参考に
1年の花の文化を考える旅・・
さて、二月の柳です・・
春の知らせ
様々な柳
小野道風と柳の枝
万葉の歌に込められた思い
再会、運命を託して
叙情と畏れ
西洋文化の中の柳
柳の二面性を取りこんで
photo by 足成
2007年3月31日photo by M
霜枯れの
冬の柳は
見る人の
蘰(かづら)にすべく
萌えにけるかも
巻10,1846
柳の花
取り持ちて見れば
我がやどの
柳の眉し
思ほゆるかも
巻10,1853
うち上る
佐保の河原の
青柳は
今は春べと
なりにけるかも
大伴家持 巻10,1433
梅の花
咲きたる園の
青柳は
蘰にすべく
成りにけらずや
巻5,817
青柳の
上枝(はつえ)攀(よ)じ取り
蘰くは
君が屋戸にし
千歳(ちとせ)寿(ほ)ぐとそ
巻19,4289
楊こそ
伐れば生えすれ
世の人の
恋に死なむを
如何に為(せ)よとそ
巻14,3491
春の日に
張れる柳を
取り持ちて
見れば都の
大路思ほゆ
巻19,4142
みわたせば
柳桜をこきまぜて
宮こぞ
春の錦なりける
巻1,56
春雨の
ふりそめしより
青柳の
いとの緑ぞ
色まさりける
巻1,68
打なびき
春はきにけり
青柳の
かげふむ道に
人のやすらふ
巻1,69
み吉野の
大川のべの
古柳
かげこそみえね
春めきにけり
巻1,70
しら雲の
たえまになびく
青柳の
葛城山(かづらきやま)に
春風ぞ吹く
巻1,74
平凡社大百科事典(後ほど参照します)
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